瑪瑙異書類従

瑪瑙異書類従
準備中

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prep room 準備室(一号室)
menou books  メノウブックス(二号室)
瑪瑙文庫(三号室)

2016年12月13日火曜日

MENOU BOOKSでやること。


MENOU BOOKSのNEWSページを更新しました。

本屋で本が売りたいわけでも、コレクション自慢みたいなのをしたいわけでもなくて、
"本を純粋に見て楽しむもの"として展示をしたいなと思って絵と写真の展示とは切り離して、本の展示展開をMENOU BOOKSのプロジェクトとして開始です。

本屋も美術屋も写真屋も世にはたくさんありますが、
MENOUでこそ見れる本を展開します。
近所の本屋で売っている本も、ネットで深く沈んでいる本もそれぞれに重みを持った、形状をなす作品です。いままでなまぬるい映画批評みたいなのをここで展開してきましたが、スイッチが入りましたのでやります。

まずはドイツ近郊の出版社のリンクを展開させてもらいました、情報提供者はDNCHTのカリンクルズさんです。

一点ものの絵画とか、エディション付きの写真も一定の価値はありますが、手作りに限りなく近い本もそれ同等か、それ以上に価値があるものだと考えています。むしろ手にとって触れることができる手作り本というものは純粋に尊いなと、そんな風に思うわけです。

一般の大きな出版社がもうダメだとか、一人出版社がもてはやされだして、本来の業界構造が崩壊しつつあるのかもしれませんが、MENOU BOOKSは本屋でも一人出版社でもなんでもないので、気楽にやっていこうと思います。いつもながら、なんだか薄気味悪い感じもしますが、MENOUBOOKS=MENOUBERING=MANEUVERINGという言葉遊びのような、工作=策略みたいな、極力怪しい感じでがんがんやっていくつもりです。

2016年12月12日月曜日

フロムビヨンドからドールズ

スチュアートゴードン監督のフロムビヨンド鑑賞。
これくらいのバランスの作品が面白い。
特殊造形も素晴らしいし、話の展開がテンポ良く安心してみていられるのは良いね。

最後のシーンが一番良かったかもしれない。
この作品の続編あったら見てみたい。
すごく素敵。だらだらしてないし、なによりわかりやすい。
ディレクターズカット部分の復元ドキュメンタリーが端的にまとめられていて良かった。

とにかくモンスターが生き生きしているんだよね。
気持ち悪さを楽しんでいる感じ。
みんなが気持ち悪いとだめで、振れ幅のひき戻しみたいなのがすごく効いてくる。
堅物の精神学者な女が頭やられてしまって、外科医の女に冷徹に現実に戻されるところが特に素晴らしい。あれだこの女医さんはドールズでも出てくる。
悲惨な描写はカットされていたのが、元あるべきところに収まったというわけだ。

そしてドールズ。

ドールズはさくっと短い時間で良い展開でわかりやすかった。
何が一番良かったかというと、人形の表情というか人間以上に表情豊かというか、
スプラッターともゴアとも異なるけれども、日本的な怪談に近い印象を持った。

同チームで製作されたようで、出演者が被る部分もあるフロムビヨンドとドールズ。
あとは死霊のしたたりが見たいな。

2016年12月11日日曜日

とりあえず、服を着てください。


日本カメラから出版されているムック本のシリーズ最新号 ヌード本を購入した。
1850円。約100ページ。プロの人が素人さんに写真の撮り方を教えているのがすごく面白い。全部この企画ページでもいけるんじゃないかという印象をもった。勝手に自由に撮った写真のほうが無責任だけど、振れ幅があって、よりおもしろい。
技術もテーマも自由自在で、これじゃなければだめ、というしばりがあると写真が萎縮する気がする。

巻頭では、写真家の笠井ちかしさんがM字開脚ポージングをだらだらと展開している。
これがプロの仕事だ。プロの編集だ。というヌード本にありがちな、変なテンションを感じるけど、後半ページでは、”ヌード撮影は難しい”とコメントしているところは、なんか拍子抜けした。

ただ単に自由に撮ると言う事だけでは、仕事として成立しないばかりか、対象外、規格外、評価の外に放り出されると言う事だから、それは価値を放棄することだと思う。それは仕事と両立させることは難しい。人の評価なんて気にしなくていいから、自分の好きなように撮れば良いとは言うものの、プロはそれが必然的にできないというジレンマがある。それは豚山先生の写真掟にも通じるような。。

価値や評価が集約も収斂もしない自分の撮り方と、自由であるという価値を見出せるようなヌード表現はあるのかな?

でも とりあえず、服を着てください。

2016年12月9日金曜日

HIDEOUS

前半の山場。結構まじめなシーンです。

you tubeで昔の映画1本全部見れるんです。
イタリア語で台詞が全くわかりませんが。。。。

この映画は1時間くらいからの後半がかなり面白いです。
ビジュアルだけでも十分面白い映画は貴重です。
おねえさんが化け物にちちすわれているシーンが超絶面白いです。
デモンズ3のようなゴシックな美的感覚は皆無で、ひたすら コントっぽいんですが、
ホラーじゃなくてギャグみたいな映画です。でも最高に面白いです。
DVDが出ているようなので、なんとか手に入れたいです。
タイトルがヒデオス??
邦題がホムンクルス・新種誕生!!
チャールズバンド監督作品です。
素晴らしい作品、他にもたくさんありそうです。
調べて行こうと思います。


2016年12月8日木曜日

リトグラフ絵画商売のその先。。。イメージの生と死。その先の向こう。。。

このタイミングでパソコンを買い替えた。
i-Macの1台目がもう死にそうで 不安定で いろいろ延命処置したけども、
ギブアップだ。晴れて2台目に代替えします。macの良いところは必要のないソフトがことごとく縁切りできるところだ。自分の使い勝手の良いようにカスタマイズし易いというのが一番良いところじゃないかと思う。windowsはそれは一般的なのかもしれないけれども、とにかく不要な物がどっさりつきまとってくる感じが強くてうんざりする。本当はパソコンなんかいらないとは思っているけど、なかなかそうは行かない。パソコンもスマホもいらないから何かもっと生産的な事をじわりとしたい。畑を耕すとか、種をまくとか、根源的な生産活動がしたい。

船に乗る前にハンドボールの全国大会がギリのタイミングであるから、できたらそれだけは見ておきたい。写真も撮りたい。とにかく休みと言えども、外で歩いたり、運動したり、そういう時間を大切にしたい。

最近は映画、映像作品ばかりを調べていて、途中に古典的な物も含めてのんびり流しながら、日々を過ごしていた。映画はホラーからサスペンス、エロくてもそうでなくても、とにかく発見を誘発するもの。技術的な発見よりも、イメージの発見が心地よい。

Black Asiaという会員制の文化時事批評サイトがある。死や犯罪、都市の病理とかアングラでもないけどアジアの風土にまつわる事件記事を扱っているサイトに課金して、丁寧に読んで行く。インドのスラム街から、メキシコの殺戮連鎖の話。事実に即した、事件に即した語り物なので、完全なオリジナルではないのだけれども、記事として日本語でまとめているサイトは他にないと思う。元ネタはまた別のところに英語サイトなどで写真だけとか、映像込みとか混沌とした状態で素材が点在していると言う状況だけれども。。。

交通事故の記事を見て、写真を見て。あるいは自殺現場の記事、写真を見て、思う。グロテスクなんだけども単純にそれだけでは終われない事実を踏み込んで読みすすめる。自殺だとか、事故だとか、事件だとかの背景やら事象を冷静に見つめてみると、意識できる小さな発見みたいな物があって面白い。

話は本題に進んで、
頭部の失われた、首元からばっさりあばら骨の部分までが開胸された絵がある。不気味なフランシスベーコンの絵はポスターでさえ商品として出回っている。(直リンク参照)スタンプみたいに複製された絵を今更どこに飾るのか?フランシスベーコンのイメージは高く売れる、人気があるという理由で、本人の意志とは別に、現在ではオフセットリトグラフなどという形で、複製パターンが投げ売りされているような印象がある。死のイメージの消費のされ方が非常に雑で、その事自体がおもしろおかしい。

ある意味毎日のように殺人事件、交通事故、などをテレビやネットで実物の死体ではなくて現場周囲風景、文字 音声情報として目にする事と同じように、憶測 調査 事件や事故にまつわるストーリーが無造作に死体や屍骸とは別に意識として見る物に、好き嫌い問わずに、まとわりつく。

ここでのキーワードはAutopsy(検死)=死体解剖検査。およそ検索され得る写真、イメージはフランシスベーコンの絵が飛び出してきたような感じのグロテスクな物体が展開される。精神の塊な人間の死のまわりに、物体としての臓器が 投げ出されて展開される。内臓も脳みそも単体の臓器として机の上にぶちまけられる。単なるグロゴア写真ではリトグラフ絵画のような消費は不可能だろう。これさえもイメージとして商売の種になるのだろうか?有機物体としての死を、事実を、物語として、高尚な哲学や精神を後付けして調味料をふったかのように見易くすることはできるのだろうか?

自分はどっちに向かうのか?美術だ出版だなんだと、いろいろ探ってきたけども、
結局しょうもない(イメージ流用の目的で、生き埋めにされたゾンビのような美術作品を扱う)リトグラフ屋崩れに成り下がるのだろうか?
それとも血が乾いていない、解剖室の死体のような、(死んではいるがイメージとして生きた、なまなましい)作品や美術を求めるのか?

どうせなら、自力で行けるところまで突き進んでみたいと思う。
塙保己一の群書類従みたいに自分の目で判断し、足で探した上で、目に見える形で、残したい。美術に限らず、なんであろうと。


2016年12月4日日曜日

ゾンビランドよりもヘルドライバーの方。

ゾンビランド観たけども、あんまり淡々としすぎて自分は退屈だな、予想を超えない映画でもったいないなと思った。でもアマゾンカスタマレビューでは結構評価良いんだよね。
伏線が1=1でまったくそうですね。と言う感じでつまらなかった。その点ルチオフルチ監督の映画は伏線1====死 みたいな 感じでそっちの方が映画としては面白い。

 最後なんてゾンビ映画らしくないし、健康的すぎてかえって腹が立つくらいな感じでしょうか。ヒット映画ってこういう明白な作法が必要なんでしょうか?まったく健全すぎて面白くない。残らない映画という印象。これならばヘルドライバーの方が何倍も面白かったなという感想です。

 どうにも万人受けする物が苦手な感じはありますが、ゾンビランドよりも最近観たゾンビストリッパーズとかの方が面白いとは思いました。映画をもっとたくさん観ようと思います。





2016年12月3日土曜日

ピナバウシュよりもルカヴァリエのダンスを。。。

来年3月にピナバウシュ一団が埼玉に来るって、あちこちで宣伝見るけど、自分にとってはピナバウシュ一団、日本に来過ぎだろと。。(大きなお世話かもしれませんが)。。。ドイツの現代舞踊すごい人気だね。嫌いだけど。退屈だから。。。

ここで言いたいのはディスじゃなくて、リスペクトを!
アマゾンでもまだVHSソフト!!!が買えるから、だまされたと思って観てほしいのはルカヴァリエのダンス。これマジで最高にかっこいいから。ピナとは対称的でむちゃくちゃロックでパンクだから、おしゃれで、エロくて、美しい→最高。

タイトルはラララ・ヒューマンステップinベラスケスの小さな美術館(VHS)です。DVDブルーレイとかないんですね。未だにVHSで中古品が出回っているのは驚異的ですね。アマゾンで買えます。自分持っていたけど、どこの箱に収めたか忘れてしまったので明日発掘してみます。準備室にはこういうもの結構保管しています。

コンテンポラリーダンスはもはやダンスじゃないのが好きで演劇的でもあるし音楽的でもあるし、変に宗教的に哲学的にならずに進歩したスタイルが良いですね。マユスミ的には宗教の話も哲学の話もその匂いやたたずまいが嫌いで、一方、視覚的にダイレクトに入ってくる美術やダンス 演劇とかは本当に好きです。

昔 骰子という雑誌(現在のWEB DICE)があってそこにルイーズルカヴァリエが表紙の回があった。自分同じような事このブログで2011年に書いている。ニブロール、大駱駝艦、珍しいキノコ舞踏団 とかについて載っているんだよね。すばらしい。またダンスが観たくなってきた。





MENOU BOOKS 今後 準備室の展示。。。

ドイツのDNCHTさんといっしょに展覧会やる予定でしたが、
マユスミの準備不足で今期ではできなくなってしまいました。
なので、時期再調整となります。

12月26日くらいから船に乗る予定なので帰ってきてから、
準備室の展覧会を開催します。

今回は手製本の写真集を制作できたのが一番大きかったです。
自分はこの方法で、写真集を少部数で制作して行きます。

さらにMENOU BOOKSという新しいプロジェクトを立ち上げて
本を紹介、配本する企画を開始しています。
ウェブサイトが途中ではあるのですが、
とりあえず配本可能な本は以下の通りです。

Vera Barkalova/Itch
Lilia Li-Mi-Yan/Nausea
Pawel Jaszczuk/kinky City
Calin Kruse /Wunderland
Calin Kruse/ Schmetterling
の5タイトル。

いまのところ
ドイツのDNCHTがらみの書籍(現在5タイトル)だけで、
今後はもっと多様性を出して行きたいなと思っています。

日本の周囲を見渡せば今日はPND写真集飲み会とかおしゃれなイベントがあるので、写真集に興味ある人たちはきっと行かれるのでしょう。
自分は都合で行きませんが。

明日 宮崎県のZine itというイベントに自分の制作した手製本の写真集を出品しています。1日限りのイベントと言う事で、既に7回目になるそうです。
継続は力なりを実践するのは大変な事です。

準備室では展示と企画、
メノウブックスで本の紹介あるいは配本など継続して行こうと思います。
なにぶん一人でやっているもので遅かったり変則的だったりするのですが、
気楽に、緩く見守っていただけたら幸いです。






2016年12月1日木曜日

オールドスクールポルノ 良い子の課外授業

血眼になって音源をさぐるとか、めっきりなくなった。

最近はあんまり音楽を聞かなくなった。
聞くと言うよりもyou tubeで観るというやり方。

ヒップホップのフリースタイルダンジョンでラップが今さら話題になるのは、、
自分も含めて95年くらいに高校生だった人たちが大人になって、懐古趣味的にその頃のシーンを再認識、再確認しているという部分もあると思っている。

で、
血眼になって今自分はポルノを探求している。オールドスクールポルノだ。
ポルノって言うと、もう本当に低俗で下品で仕様もなく軽くみられるけど、
実はそうでもないと言う事を自分は意識した上で探っている。

何が言いたいのかと言うと、現状を見渡すと、外見の色ばかりが強調されて、内実の身が失われたような骨のない商品が氾濫していて、本当に良いものがみえない。みえにくい。
商業的な場のいかがわしさの偽装みたいな状況に辟易しているということだ。

自分に取っていかがわしさこそ本質、汚さこそ身だと思う節がある。
昔のポルノを観ていて思うのは一番重要な部分がそのまま表現されている。
ほんとうにいかがわしい、汚いという事だ。
おしゃれとか かわいいとか デザインとかで偽装していないと言う事だ。
包み隠さず ダイレクト。

今の現在の観やすく、きれいに加工され、パッケージングされたポルノなど、もはや身のない形骸化した残りかすの様にしか感じられない。消費され、市場に出回り、氾濫しているものは今後生き残ることはできないのではないかと?

こんな事ばかり書いていると、
自分は本当にくだらない事で時間を費やしているような気もするが、
とりあえず今は 昔のポルノ作品を探索している。

美術的 文学的 退廃的 魔術的 いろんな要素をすべていかがわしさでまとっている。
汚している。そういった部分を見つめて行くと 本来あるべき美の部分、美しくあるべき部分がより 見えやすくなると言う算段だ。









版権とオペレーション 広告と中身

死霊のしたたりという映画がすごく観たくて調べていたんだけど、
アマゾンカスタマーレビューは、すごく勉強になる。

ソサエティーとか死霊のしたたりなどの版権を取得してDVDやブルーレイの日本版をリリースしているJVDというメーカーがひどくたたかれている。

原因は版権物の取り扱いと、売り出し方に買い手、観る者に対して感情を逆撫でするような扱い方が一部のゴア ホラー映画ファンを馬鹿にしているという。

細かな内容にはあまり興味はないが、版権を持っている人が作品を編集ってして良いんだろうか?契約がそういう契約なのかもしれないけど、一番大事なシーンをカットって、きちんと検証してみたいなと言う気持ちはある。

例えば海外書籍や映画とかで国内の法律、倫理規定に抵触するとかそういった場合の基準、判断基準の目安って言うのがいまいち判然としない。きちんとした眼で編集するのなら見る側も納得するとは思うけど、商売都合で金儲けの論理では作品は浮かばれないと思う。

版権とか販売権とか自分もすごく興味あるけど 生半可な意識じゃ作品に手を加えるのは危険だと思った。 

レビューにある 今後一切JVDはこの手の海外作品の版権に手を出さないでほしい という意見が痛烈すぎて笑えない。確かにいちばん肝心な部分をないがしろにするのはまずいよなと思った。