瑪瑙異書類従

瑪瑙異書類従
準備中

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prep room 準備室(一号室)
menou books  メノウブックス(二号室)
瑪瑙文庫(三号室)

2016年12月13日火曜日

MENOU BOOKSでやること。


MENOU BOOKSのNEWSページを更新しました。

本屋で本が売りたいわけでも、コレクション自慢みたいなのをしたいわけでもなくて、
"本を純粋に見て楽しむもの"として展示をしたいなと思って絵と写真の展示とは切り離して、本の展示展開をMENOU BOOKSのプロジェクトとして開始です。

本屋も美術屋も写真屋も世にはたくさんありますが、
MENOUでこそ見れる本を展開します。
近所の本屋で売っている本も、ネットで深く沈んでいる本もそれぞれに重みを持った、形状をなす作品です。いままでなまぬるい映画批評みたいなのをここで展開してきましたが、スイッチが入りましたのでやります。

まずはドイツ近郊の出版社のリンクを展開させてもらいました、情報提供者はDNCHTのカリンクルズさんです。

一点ものの絵画とか、エディション付きの写真も一定の価値はありますが、手作りに限りなく近い本もそれ同等か、それ以上に価値があるものだと考えています。むしろ手にとって触れることができる手作り本というものは純粋に尊いなと、そんな風に思うわけです。

一般の大きな出版社がもうダメだとか、一人出版社がもてはやされだして、本来の業界構造が崩壊しつつあるのかもしれませんが、MENOU BOOKSは本屋でも一人出版社でもなんでもないので、気楽にやっていこうと思います。いつもながら、なんだか薄気味悪い感じもしますが、MENOUBOOKS=MENOUBERING=MANEUVERINGという言葉遊びのような、工作=策略みたいな、極力怪しい感じでがんがんやっていくつもりです。

2016年12月12日月曜日

フロムビヨンドからドールズ

スチュアートゴードン監督のフロムビヨンド鑑賞。
これくらいのバランスの作品が面白い。
特殊造形も素晴らしいし、話の展開がテンポ良く安心してみていられるのは良いね。

最後のシーンが一番良かったかもしれない。
この作品の続編あったら見てみたい。
すごく素敵。だらだらしてないし、なによりわかりやすい。
ディレクターズカット部分の復元ドキュメンタリーが端的にまとめられていて良かった。

とにかくモンスターが生き生きしているんだよね。
気持ち悪さを楽しんでいる感じ。
みんなが気持ち悪いとだめで、振れ幅のひき戻しみたいなのがすごく効いてくる。
堅物の精神学者な女が頭やられてしまって、外科医の女に冷徹に現実に戻されるところが特に素晴らしい。あれだこの女医さんはドールズでも出てくる。
悲惨な描写はカットされていたのが、元あるべきところに収まったというわけだ。

そしてドールズ。

ドールズはさくっと短い時間で良い展開でわかりやすかった。
何が一番良かったかというと、人形の表情というか人間以上に表情豊かというか、
スプラッターともゴアとも異なるけれども、日本的な怪談に近い印象を持った。

同チームで製作されたようで、出演者が被る部分もあるフロムビヨンドとドールズ。
あとは死霊のしたたりが見たいな。

2016年12月11日日曜日

とりあえず、服を着てください。


日本カメラから出版されているムック本のシリーズ最新号 ヌード本を購入した。
1850円。約100ページ。プロの人が素人さんに写真の撮り方を教えているのがすごく面白い。全部この企画ページでもいけるんじゃないかという印象をもった。勝手に自由に撮った写真のほうが無責任だけど、振れ幅があって、よりおもしろい。
技術もテーマも自由自在で、これじゃなければだめ、というしばりがあると写真が萎縮する気がする。

巻頭では、写真家の笠井ちかしさんがM字開脚ポージングをだらだらと展開している。
これがプロの仕事だ。プロの編集だ。というヌード本にありがちな、変なテンションを感じるけど、後半ページでは、”ヌード撮影は難しい”とコメントしているところは、なんか拍子抜けした。

ただ単に自由に撮ると言う事だけでは、仕事として成立しないばかりか、対象外、規格外、評価の外に放り出されると言う事だから、それは価値を放棄することだと思う。それは仕事と両立させることは難しい。人の評価なんて気にしなくていいから、自分の好きなように撮れば良いとは言うものの、プロはそれが必然的にできないというジレンマがある。それは豚山先生の写真掟にも通じるような。。

価値や評価が集約も収斂もしない自分の撮り方と、自由であるという価値を見出せるようなヌード表現はあるのかな?

でも とりあえず、服を着てください。

2016年12月9日金曜日

HIDEOUS

前半の山場。結構まじめなシーンです。

you tubeで昔の映画1本全部見れるんです。
イタリア語で台詞が全くわかりませんが。。。。

この映画は1時間くらいからの後半がかなり面白いです。
ビジュアルだけでも十分面白い映画は貴重です。
おねえさんが化け物にちちすわれているシーンが超絶面白いです。
デモンズ3のようなゴシックな美的感覚は皆無で、ひたすら コントっぽいんですが、
ホラーじゃなくてギャグみたいな映画です。でも最高に面白いです。
DVDが出ているようなので、なんとか手に入れたいです。
タイトルがヒデオス??
邦題がホムンクルス・新種誕生!!
チャールズバンド監督作品です。
素晴らしい作品、他にもたくさんありそうです。
調べて行こうと思います。


2016年12月8日木曜日

リトグラフ絵画商売のその先。。。イメージの生と死。その先の向こう。。。

このタイミングでパソコンを買い替えた。
i-Macの1台目がもう死にそうで 不安定で いろいろ延命処置したけども、
ギブアップだ。晴れて2台目に代替えします。macの良いところは必要のないソフトがことごとく縁切りできるところだ。自分の使い勝手の良いようにカスタマイズし易いというのが一番良いところじゃないかと思う。windowsはそれは一般的なのかもしれないけれども、とにかく不要な物がどっさりつきまとってくる感じが強くてうんざりする。本当はパソコンなんかいらないとは思っているけど、なかなかそうは行かない。パソコンもスマホもいらないから何かもっと生産的な事をじわりとしたい。畑を耕すとか、種をまくとか、根源的な生産活動がしたい。

船に乗る前にハンドボールの全国大会がギリのタイミングであるから、できたらそれだけは見ておきたい。写真も撮りたい。とにかく休みと言えども、外で歩いたり、運動したり、そういう時間を大切にしたい。

最近は映画、映像作品ばかりを調べていて、途中に古典的な物も含めてのんびり流しながら、日々を過ごしていた。映画はホラーからサスペンス、エロくてもそうでなくても、とにかく発見を誘発するもの。技術的な発見よりも、イメージの発見が心地よい。

Black Asiaという会員制の文化時事批評サイトがある。死や犯罪、都市の病理とかアングラでもないけどアジアの風土にまつわる事件記事を扱っているサイトに課金して、丁寧に読んで行く。インドのスラム街から、メキシコの殺戮連鎖の話。事実に即した、事件に即した語り物なので、完全なオリジナルではないのだけれども、記事として日本語でまとめているサイトは他にないと思う。元ネタはまた別のところに英語サイトなどで写真だけとか、映像込みとか混沌とした状態で素材が点在していると言う状況だけれども。。。

交通事故の記事を見て、写真を見て。あるいは自殺現場の記事、写真を見て、思う。グロテスクなんだけども単純にそれだけでは終われない事実を踏み込んで読みすすめる。自殺だとか、事故だとか、事件だとかの背景やら事象を冷静に見つめてみると、意識できる小さな発見みたいな物があって面白い。

話は本題に進んで、
頭部の失われた、首元からばっさりあばら骨の部分までが開胸された絵がある。不気味なフランシスベーコンの絵はポスターでさえ商品として出回っている。(直リンク参照)スタンプみたいに複製された絵を今更どこに飾るのか?フランシスベーコンのイメージは高く売れる、人気があるという理由で、本人の意志とは別に、現在ではオフセットリトグラフなどという形で、複製パターンが投げ売りされているような印象がある。死のイメージの消費のされ方が非常に雑で、その事自体がおもしろおかしい。

ある意味毎日のように殺人事件、交通事故、などをテレビやネットで実物の死体ではなくて現場周囲風景、文字 音声情報として目にする事と同じように、憶測 調査 事件や事故にまつわるストーリーが無造作に死体や屍骸とは別に意識として見る物に、好き嫌い問わずに、まとわりつく。

ここでのキーワードはAutopsy(検死)=死体解剖検査。およそ検索され得る写真、イメージはフランシスベーコンの絵が飛び出してきたような感じのグロテスクな物体が展開される。精神の塊な人間の死のまわりに、物体としての臓器が 投げ出されて展開される。内臓も脳みそも単体の臓器として机の上にぶちまけられる。単なるグロゴア写真ではリトグラフ絵画のような消費は不可能だろう。これさえもイメージとして商売の種になるのだろうか?有機物体としての死を、事実を、物語として、高尚な哲学や精神を後付けして調味料をふったかのように見易くすることはできるのだろうか?

自分はどっちに向かうのか?美術だ出版だなんだと、いろいろ探ってきたけども、
結局しょうもない(イメージ流用の目的で、生き埋めにされたゾンビのような美術作品を扱う)リトグラフ屋崩れに成り下がるのだろうか?
それとも血が乾いていない、解剖室の死体のような、(死んではいるがイメージとして生きた、なまなましい)作品や美術を求めるのか?

どうせなら、自力で行けるところまで突き進んでみたいと思う。
塙保己一の群書類従みたいに自分の目で判断し、足で探した上で、目に見える形で、残したい。美術に限らず、なんであろうと。


2016年12月4日日曜日

ゾンビランドよりもヘルドライバーの方。

ゾンビランド観たけども、あんまり淡々としすぎて自分は退屈だな、予想を超えない映画でもったいないなと思った。でもアマゾンカスタマレビューでは結構評価良いんだよね。
伏線が1=1でまったくそうですね。と言う感じでつまらなかった。その点ルチオフルチ監督の映画は伏線1====死 みたいな 感じでそっちの方が映画としては面白い。

 最後なんてゾンビ映画らしくないし、健康的すぎてかえって腹が立つくらいな感じでしょうか。ヒット映画ってこういう明白な作法が必要なんでしょうか?まったく健全すぎて面白くない。残らない映画という印象。これならばヘルドライバーの方が何倍も面白かったなという感想です。

 どうにも万人受けする物が苦手な感じはありますが、ゾンビランドよりも最近観たゾンビストリッパーズとかの方が面白いとは思いました。映画をもっとたくさん観ようと思います。





2016年12月3日土曜日

ピナバウシュよりもルカヴァリエのダンスを。。。

来年3月にピナバウシュ一団が埼玉に来るって、あちこちで宣伝見るけど、自分にとってはピナバウシュ一団、日本に来過ぎだろと。。(大きなお世話かもしれませんが)。。。ドイツの現代舞踊すごい人気だね。嫌いだけど。退屈だから。。。

ここで言いたいのはディスじゃなくて、リスペクトを!
アマゾンでもまだVHSソフト!!!が買えるから、だまされたと思って観てほしいのはルカヴァリエのダンス。これマジで最高にかっこいいから。ピナとは対称的でむちゃくちゃロックでパンクだから、おしゃれで、エロくて、美しい→最高。

タイトルはラララ・ヒューマンステップinベラスケスの小さな美術館(VHS)です。DVDブルーレイとかないんですね。未だにVHSで中古品が出回っているのは驚異的ですね。アマゾンで買えます。自分持っていたけど、どこの箱に収めたか忘れてしまったので明日発掘してみます。準備室にはこういうもの結構保管しています。

コンテンポラリーダンスはもはやダンスじゃないのが好きで演劇的でもあるし音楽的でもあるし、変に宗教的に哲学的にならずに進歩したスタイルが良いですね。マユスミ的には宗教の話も哲学の話もその匂いやたたずまいが嫌いで、一方、視覚的にダイレクトに入ってくる美術やダンス 演劇とかは本当に好きです。

昔 骰子という雑誌(現在のWEB DICE)があってそこにルイーズルカヴァリエが表紙の回があった。自分同じような事このブログで2011年に書いている。ニブロール、大駱駝艦、珍しいキノコ舞踏団 とかについて載っているんだよね。すばらしい。またダンスが観たくなってきた。





MENOU BOOKS 今後 準備室の展示。。。

ドイツのDNCHTさんといっしょに展覧会やる予定でしたが、
マユスミの準備不足で今期ではできなくなってしまいました。
なので、時期再調整となります。

12月26日くらいから船に乗る予定なので帰ってきてから、
準備室の展覧会を開催します。

今回は手製本の写真集を制作できたのが一番大きかったです。
自分はこの方法で、写真集を少部数で制作して行きます。

さらにMENOU BOOKSという新しいプロジェクトを立ち上げて
本を紹介、配本する企画を開始しています。
ウェブサイトが途中ではあるのですが、
とりあえず配本可能な本は以下の通りです。

Vera Barkalova/Itch
Lilia Li-Mi-Yan/Nausea
Pawel Jaszczuk/kinky City
Calin Kruse /Wunderland
Calin Kruse/ Schmetterling
の5タイトル。

いまのところ
ドイツのDNCHTがらみの書籍(現在5タイトル)だけで、
今後はもっと多様性を出して行きたいなと思っています。

日本の周囲を見渡せば今日はPND写真集飲み会とかおしゃれなイベントがあるので、写真集に興味ある人たちはきっと行かれるのでしょう。
自分は都合で行きませんが。

明日 宮崎県のZine itというイベントに自分の制作した手製本の写真集を出品しています。1日限りのイベントと言う事で、既に7回目になるそうです。
継続は力なりを実践するのは大変な事です。

準備室では展示と企画、
メノウブックスで本の紹介あるいは配本など継続して行こうと思います。
なにぶん一人でやっているもので遅かったり変則的だったりするのですが、
気楽に、緩く見守っていただけたら幸いです。






2016年12月1日木曜日

オールドスクールポルノ 良い子の課外授業

血眼になって音源をさぐるとか、めっきりなくなった。

最近はあんまり音楽を聞かなくなった。
聞くと言うよりもyou tubeで観るというやり方。

ヒップホップのフリースタイルダンジョンでラップが今さら話題になるのは、、
自分も含めて95年くらいに高校生だった人たちが大人になって、懐古趣味的にその頃のシーンを再認識、再確認しているという部分もあると思っている。

で、
血眼になって今自分はポルノを探求している。オールドスクールポルノだ。
ポルノって言うと、もう本当に低俗で下品で仕様もなく軽くみられるけど、
実はそうでもないと言う事を自分は意識した上で探っている。

何が言いたいのかと言うと、現状を見渡すと、外見の色ばかりが強調されて、内実の身が失われたような骨のない商品が氾濫していて、本当に良いものがみえない。みえにくい。
商業的な場のいかがわしさの偽装みたいな状況に辟易しているということだ。

自分に取っていかがわしさこそ本質、汚さこそ身だと思う節がある。
昔のポルノを観ていて思うのは一番重要な部分がそのまま表現されている。
ほんとうにいかがわしい、汚いという事だ。
おしゃれとか かわいいとか デザインとかで偽装していないと言う事だ。
包み隠さず ダイレクト。

今の現在の観やすく、きれいに加工され、パッケージングされたポルノなど、もはや身のない形骸化した残りかすの様にしか感じられない。消費され、市場に出回り、氾濫しているものは今後生き残ることはできないのではないかと?

こんな事ばかり書いていると、
自分は本当にくだらない事で時間を費やしているような気もするが、
とりあえず今は 昔のポルノ作品を探索している。

美術的 文学的 退廃的 魔術的 いろんな要素をすべていかがわしさでまとっている。
汚している。そういった部分を見つめて行くと 本来あるべき美の部分、美しくあるべき部分がより 見えやすくなると言う算段だ。









版権とオペレーション 広告と中身

死霊のしたたりという映画がすごく観たくて調べていたんだけど、
アマゾンカスタマーレビューは、すごく勉強になる。

ソサエティーとか死霊のしたたりなどの版権を取得してDVDやブルーレイの日本版をリリースしているJVDというメーカーがひどくたたかれている。

原因は版権物の取り扱いと、売り出し方に買い手、観る者に対して感情を逆撫でするような扱い方が一部のゴア ホラー映画ファンを馬鹿にしているという。

細かな内容にはあまり興味はないが、版権を持っている人が作品を編集ってして良いんだろうか?契約がそういう契約なのかもしれないけど、一番大事なシーンをカットって、きちんと検証してみたいなと言う気持ちはある。

例えば海外書籍や映画とかで国内の法律、倫理規定に抵触するとかそういった場合の基準、判断基準の目安って言うのがいまいち判然としない。きちんとした眼で編集するのなら見る側も納得するとは思うけど、商売都合で金儲けの論理では作品は浮かばれないと思う。

版権とか販売権とか自分もすごく興味あるけど 生半可な意識じゃ作品に手を加えるのは危険だと思った。 

レビューにある 今後一切JVDはこの手の海外作品の版権に手を出さないでほしい という意見が痛烈すぎて笑えない。確かにいちばん肝心な部分をないがしろにするのはまずいよなと思った。

2016年11月30日水曜日

ヴィヴィアンマイヤーを探してを観て。。

作品の残し方は、本人が決める物なのに。。
作品を漁って、さらには人物、人格、人生まで抉って暴露しているのが非常に不快だった。

ただ証言している人には写真家としての彼女に対して少なからず愛情が感じられるのでそこは救いかな。 写真家には全く罪はないからそこが難しいのかもしれない。

本人の好きな事をやって、現実的な方向で生き続けて、写真だけが残ったという事実だけで良かったような。後味の悪いドキュメンタリー映画だった。



文学書?? 内容がいまだに読み切れない、なぞの雑誌バロン→バロネス

第1号から奇跡的に集められているbaronという雑誌が 名前を変えてbaronessと変化した。もはやここまで来ると雑誌の形態すらわからなくなってくる。
中世ヨーロッパの雰囲気あふれる造形写真にまぎれてどこから引っ張ってきたのかすら謎なエロティック写真(エロ写真ではなくあくまでテイスト重視)にテキスト、テキスト、テキストの嵐。

文学?批評?なにこれ?ユリイカ?現代思想?

表紙はまさかの野菜?それともたまぶくろ??な狙い澄ましたデッドボール。
ふたを開ければ おっさんのエロ写真(おっさんが撮った女性の裸じゃなくて、おっさんの裸!!!)。かとおもえばサイケデリックなコラージュがあったり、 猫が餌食うみたいに、おっさんが四つん這いで餌食ってる写真とか、悪夢のような写真にまぎれて、普通に美しい女性の裸も展開されている。毒虫に混じってきれいな果物が!新鮮な野菜が!!的な書物かね。

なんちゃってアート本、カルチャー本の体裁を逸脱して不思議な 世界観で魔術的な雑誌、なぜか準備室に最新号が5冊くらいあります。なぜ???
ぜひ読んでみたいと言う方はマユスミまで、過去のバロンの様子じゃ、再版は絶対しないと思います。蔦屋書店やジュンク堂、探してもbaronessはみつからないと思いますから。
 恐いもの見たさで読んでみたいと思う方はマユスミまで直接お声かけください。

これエロ本じゃなくて文化批評書みたいな印象でしょうか?読んでもさっぱり内容が頭に入ってこないのですが、ビジュアル的には最高に行っちゃってます。
そして準備室の蔵書はこんな感じでしわりじわりと進んでいます。
まだまだ面白い本紹介して行きたいと思います。






2016年11月29日火曜日

金持ちは貧乏人を食い物にする という。。

ゾンビストリッパーズという 低俗かつ下品な映画を鑑賞して、一通り感動しきって。こんな素晴らしい映画もあったのかと感慨深く。自分にとっては リメイクだろうが、オマージュだろうがパクリだろうが 作品として筋が通っていれば、それで良いのではないかと素直に思った。このゾンビストリッパーズはジャケットのいかがわしさに反して、エロがメインではない。unrated(無修正版?)だのなんだのタグはつけても、変にかしこまって上から目線じゃないのが潔い。このゾンビストリッパーズは面白い。ただただ面白い。そういう映画。女の女に対する嫉妬と、拝金主義のオヤジの末路と、ゾンビというラインナップ。面白い。

一方 上から目線で”金持ちは貧乏人を食い物にする”という あからさまな映画、ソサエティーという映画を続いて見た。こちらはアマゾンレビューでは、ホラーではないし、オカルトでもないし笑ってみれると言う人がいたり、スクリーミングマッドジョージさんの独壇場みたいな表現の人もいる。自分が見た感想は。一種のパニック映画、心霊でない、冷ややかなブラックジョークというか、ビジュアルの変態さが突出しているのは後半の大宴会みたいな場面。やっぱりあれはホラーだねホラー。とてつもなく笑顔が怖い。

金持ちは貧乏人を食い物にするという台詞もそのまま映画の台詞で出てくる事から、そういう一種に反骨精神表現や拝金主義批判の映画なのかなと何となく思ってしまうけど。いや多分本当は違って、そういうテーマを真正面から描いたんでは広がりが持てないから、エロだったり、グロだったり、変な伏線はったりした上で、やっぱり表現そのものが面白いから押し通すみたいな現場生産、現物表現の一種のような気がする。一種のアクションペインティングのようなアクション映画製作のような。

おデブのストーカー役の男が半裸で、巾着頭巾状態で救急車で宴会場に運ばれて行くシーンくらいからが山場はじまりの感じ。やたら尻がきれいに見えたのは、これも特殊メイクのおかげ? 普通メイクさんっておしゃれで、カラフルで光に満ちあふれている印象だけど、マッドジョージさんのメイクはドロドロでギトギト。エロもグロも入り乱れてのメイクアップだから見ていて異常な生暖かさが感じられて気持ち悪さや醜さが画面一面に広がる。役者が笑顔で変態劇やっているのが気持ち悪さを増幅している。金持ちの社交場 特権階級的な場をドロドロギトギトに煮詰めた怪奇変態映画って様相です。
この映画は前述のゾンビストリッパーズみたいな雰囲気じゃなくて、悪趣味大回転みたいなアクロバティックで変則的な映画です。極めて秀逸な映画だと思いました。
金持ちは貧乏人を食い物にするのが良い悪いじゃなくて、
金持ちのコミュニティーは激しく気持ち悪いという映画でした。




2016年11月28日月曜日

Pマガジン4 世界4大名峰的な美しい函入り上製本の話。。。

pマガジンの4冊目が、はるか中南米、メキシコの本工場から群馬の浅茅が宿、準備室に届いた。。。。良い時代だよ。すばらしい。

日本の名城百選とか名峰百選みたいな、激シブなハードカバー上製本函入りと同列にしても全く遜色ないばかりか、内容でそれを遥かに凌駕している今年最後の名作か?

家宝だね、家宝。。

紙からなにからいちいちカッコいい。
おまけにかわいらしいトートバック付きだよ 。

黛 予定が定まりまして、今のところ12月26日くらいに船に乗ります。
ということで、28日の写真イベントには参加できないけど、
今回 いい感じで本がまとまってきているので、楽しみで仕方ないです。

上製本函入りの本なんてお金がかかりすぎてとても出版する事はできないけど、
いつかは何らかの形で 準備室からも出したいと思わせてくれるような、良い本でした。

pマガジン 日本じゃ販売しているところはまずないと思うけど、機会があったらぜひ見てみてください、すばらしく美しい本です。

一番驚いたのは 表紙の裏というか0ページ目が墨一色の墨が本当の墨で、
いい感じでカーボン含んだ手触りの黒炭感。なんだこの紙は。。。。すばらしい。。。




2016年11月27日日曜日

フルチ監督のサンゲリア、そして地獄の門を見る。 地獄とは。。。

ビヨンドに続いてサンゲリアを鑑賞。

ビヨンドとはだいぶ趣が変わって、ゾンビの起源的な世界へ。
地獄と言うよりも(ゾンビの)テーマパークか遊園地のアトラクションの様相。

個性豊かなゾンビが増殖する感じと、気持ち悪さがじわりじわりと、
最後は畳み掛けてくる感じがフルチ監督のやり方か。

眼への執着がひどい。こーれーはー、どん引きです。
テレビじゃ放送できないレベルの描写に、見る人の痛点を刺激する描写に呆然。
映画館でウワー、ウワー言いながらみたいけれども。。
上映できる映画館あるのかな?これ。。。

エロとゴアを混ぜて突き進んで行く先には、食欲も性欲も一緒に吹き飛んでしまうという感じでした。今流行っているエンフィールド事件の映画はまだ見てないけど、心霊オカルト物よりも自分は昔の手作りホラー映画の方が発見があって好きだな。

さて次は地獄の門をみるよ。。。

で、見た感想は。

何度も何度も延々終わらない映画の予告PV見せられている感じがして、
それでどんどんテンションが落ち続けるような映画でした。

一番盛り上がったのは、女が口から内臓吐き出すシーンと、となりで後頭部つぶされちゃう兄貴だったのか。。。少なくともビヨンドよりつまらない感じ。

サンゲリア>ビヨンド>地獄の門という作品クオリティーだと思った。
これでサンゲリアを受け付けない人は、ビヨンドは見ない方が良い、
地獄の門に関しては、一種のトラウマ映画でも何でもなくて、
ただの時間の無駄だからやめておいた方がよろしい。

こうやって文字にするとすごく気持ち悪いけど、映画の映像だと、へぇー、なるほどねぇーって感じで見れるから 不思議。そして地獄の門にはエロはほとんどない。
期待していたんだけどね。。 全く思い出せない。皆無だったのかも知れない。

冒頭に出てきた、頭やられた兄貴がダッチワイフを超能力的に膨らませてたシーン 、あれは一体なんだったのか?夢か?それがオカルトっぽくてとりあえず一番怖かったかも。。不条理ポルノみたいな感じか?

ストーリー自体が空っぽでなんの説明もなく、勢いを衰えさせながら、自虐自滅行為のような映像の連続で、時間だけ稼いじゃうと、だいぶ残念な印象に変わってくる。
だめだ、この映画は。。

落ちがなく、延々引っ張られて、落とせないから棚上げみたいな映画です。
地獄の門 全然開いた感じがしない。

次は何を見ようかな。




2016年11月24日木曜日

フルチ監督のビヨンド

イタリア映画 ゴア表現 確かにそうではあるけれども。。。。
まずはビヨンドを見終わった。ちょっと予想していたのとは違っていたけど、ブラッドピーセスとは違ってもう少し怖さの表現が洗練され、工夫されています。

ゾンビが冗長的で飽きるけど、それ以外の映像表現が個性的で感動すら覚える。

地獄ってこんなのか?いや絶対違うと思うけど。
石井輝男監督作品の地獄とはぜんぜん違う内容だけど、どっちも地獄観が臭ってくる感じが素晴らしい。

 地獄の門といえば、塚本晋也監督作品のヒルコ妖怪ハンターが思い出される。あれも日本の土着的な地獄の門が開いちゃう感じで、中学生日記みたいな青春ドラマ+ゴアスプラッターで非常に面白い。

 今日の群馬は雪が降っている。
黛がロシアのサハリンに島流しになった時はドヨーンとした雪景色だった 。
ロシアにホラー映画ってあるのかな?
 共産テクノみたいな感じで知られざるロシア映画みたいなのを見てみたい。

またロシアに行く事あるのだろうか?
近くて遠い国ロシアの 音楽とか映画とか美術とか最近はすごく興味が増してきた感じ。

2016年11月23日水曜日

Everything you do is a balloon

おはようございます。
黛です。
ブログどんどん書こうと思いました。

フランスの出版社LIEUTENANT WILLSDORFFが出版しているパウエルさんの写真集。
EVERYTHING YOU DO IS A BALLOON
これも日本で撮影されたもののようです。
少し高価な本ですが、 いかつい感じのいかがわしさで、味わい深いです。
全身ラバースーツで街を散歩するくらいの狂った勢いが眩しいです。

このEVERYTHING YOU DO IS A BALLOONというタイトルの映像作品がありまして、
この写真集との関連は良くわかりませんが、
APHEX TWINのI CARE BECAUSE YOU DOのジャケみたいなイメージを
さかのぼってさらにオカルト映像に昇華させたみたいな感じです。
怖いです。
時代も媒体も前後しながらどっちがどっちをオマージュ作品にしているのかさっぱりわからなくなってくる感じもオカルトっぽくてめまいがしてきます。
文章書きながらこの映像作品見てるとくらくらしてきます。
ホラー映画よりもオカルトっぽい映像のほうが数段怖いですね。

この出版社は、ほとんどが特殊本というか趣向性の強い本を作っています。
並びのDollhouseのサイトがめまいがするくらいイルなかっこよさを放っていますので、
気になる人は覗き見してみてください。 くらくらします。
ミラーボールじゃなくて万華鏡じゃなくて、なんか変な眼鏡かけたみたいな複眼模様になっています。ウェブデザイナー最高に狂ってますね。
素晴らしいと思います。
おっしゃれー。

日本の本屋でこれ扱っているのかな?
探してみよう。

2016年11月22日火曜日

エクストラエクストラ

tissueマガジンとかextraextraマガジンとか自分はたたずまいが好きで集めています。このEXTRAEXTRAはどっちかというと写真多めでエロくない裸少々みたいな感じでしょうか?紙が柔らかくてページの端で指を斬りそうになるような固い雑誌とはちょっと雰囲気が違う。エロが一周してマジな感じになっちゃうような本がおもしろいです。


時代劇の音楽にプログレッシブロックやオルガンの音色。

映画 女獄門帖には、ほとんどめまいがするような仕掛けやトリックが仕組まれているんだけど、一番カッコいいのは音楽。とにかく音楽がくそカッコいい。時代劇とは言いながらシブいプログレッシブロックみたいなやつや、オルガンの気違いじみた音色が映像美をこれでもかと輝かせている。

2分くらいの映像がすごく狂気じみていて、尼さんがレズっているんだけどこれがまったくもってカッコいい。ゴア表現が取りざたされる事はあるとんでも映画だけど、自分としてはこの尼さん二人がレズったり、キャットファイト取っ組み合いのけんかしたり、最後には殺し合いまでに発展するのがなんとも無情で 美しい。

なんかこういう映画はもう日本では生まれないのかな?
説教じみた映画なんかよりも、絶対こっちの方が面白いと思うんだけど。
使用上の注意を良く読んで正しくお使いくださいみたいな、仕様もない映画がたくさんありすぎて、本来見たい、見る必要のある映画が埋もれてしまうのは、なんとも悲しい現実だ。

探す努力は怠らないように、もっと面白い映画なり演劇なり書籍なり掘り下げて調査して行きたい。

今日はとりあえず 若松孝二監督作品の聖母観音大菩薩でも見よう。
この映画の見所は狐憑きの女と八百比丘尼との壮絶キャットファイトです。

日本人が見ても難解な映画なのに外国人には伝わらないでしょう。
ああ日本人に生まれて良かった。

ホラーと言うよりもお笑いコントのような映画 ブラッドピーセス

ブラッド・ピーセスという昔の映画をブルーレイでみた。パッケージやアマゾンカスタマーレビューにあるいわゆるスラッシャー スプラッターの極北的な表現は、なんか拍子抜けで、テンポが悪い割には欲張って詰め込んでいて、誠に笑ってしまうような映画の構成だった。チェンソーの安っぽさ、どうだろうか庭師のあやしさや、子供が親を一撃必殺するような表現はただ気持ち悪かった。エレベーターがすごく時代を感じさせていて面白い。あと特に音楽があんまり良くなかった。フェノミナとか見てしまうと単なるウケ狙いのお笑い番組みたいに見えてしまうのは仕方のない事なのかもしれない。

2016年11月21日月曜日

かっくら返し折り本 写真集 




一昨日くらいから取り組んでいた、かっくら返し折り本が形になってきた。
この かっくら返しというのは 機械製本では不可能で、手作業でしかできない特殊製本の一つ。調査中ではあるのですが、自分なりに試行錯誤を重ねて30ページくらいの写真集が製作可能となりました。一見単なるネットで流行っている折り本のようですがこれが、異なります。

Zineやリトルプレスと言うと、どうしても手軽さや勢いみたいなノリで肝心の製本というか本そのものに対する意識が希薄になるような気がして、なめられやすいんですけど、このかっくら返し折り本に関しては、準備室として極めて行きたいなと考えております。

シュタイデルの職人製本が話題になる事はあっても、かっくら返し折り製本が話題になる事はまず無いのではないかと思いますが、黛も船にのんびり乗りながら、すこしづつ製本について学んでいきたいなと考えております。

写真じゃ伝わりにくいとは思いますが、とにかく製本の中で自分としては一番カッコいいと思っているのはこのかっくら返し折り製本です。

2016年11月19日土曜日

浅茅が宿とデモンズ3

映画デモンズ3をブルーレイで見た。 すごくイメージが活き活きと躍動していて、不気味なわくわく感がすばらしかった。活字作品と映像作品は互いに相容れないような領域があると思っているけど、自分が一番好きな活字作品の一つ、”雨月物語”の肝心な部分を間引いた感じの脱説明表現=引きの美学みたいな生きたイメージを体感できた。

地獄絵図が本当にだらだら描かれているのではなくて、さらっと乾いている感じ。一瞬できて一瞬で去って行く感じ。スピード感のある躍動する地獄みたいなかんじでしょうか。電車衝突のシーンとか、怖いと言うよりカッコいいし。内臓も別のオブジェみたいで光り輝いているし、美しい。字面だけだと、まったくこいつ頭おかしいなという感じですけど、デモンズ3とにかくカッコいいです。音楽も舞台もストーリも。

2016年11月11日金曜日

フェノミナ、聖獣警察そして地獄麻雀


昨日はずっと映画をみていた。
昔の映画から最近のVシネみたいのまでいろいろと。

サスペリアを一番最初にみて、魔女とかをすっきりと描いていて感慨深い。女獄門帖とかもそうだけどただのゴア表現というのは不快感しか残らないけど、上記二作品のような名作と呼ばれるものに関してはとにかく美しい。1970年代後半から1980年前半くらいの映画って面白いの結構ある。

秋葉原のヨドバシで買った聖獣警察2そして地獄麻雀、ジャンルとしてはVシネなのかと思うけど、これが面白い。Amazonのカスタマーレビューすら無いけど。出ている役者のちぐはぐ感、テンション、演技のうまさ、下手さ、そう言うのを全部ひっくるめて面白い。聖獣警察2のオオカミ女とか分けわかんないけど面白かった。ただ音声処理みたいのがあんまり良くなくて、聞こえづらい所と聞こえる所の幅が開き過ぎていて残念だった。肝心の話の展開と転換が斬新でそれが心地よい。一方、地獄麻雀は全く麻雀ぽくなくてほとんどエロメインみたいな状態でそれもわかりやすくて良い。麻雀の駆け引きとか、心理戦とか皆無で、エロとゆるい人物描写だけ、とても潔い。

そして一番良かったのがフェノミナという映画。有名な映画だけどまったくの手つかずで観てなかったから、このタイミングでみられて良かった。全部良いんだけど特に良いのがバスにのって犯人探しする場面で窓全開にしているところ。となりのドイツ人のおばさんと、寒いから窓閉めてくれって言い合う場面あたり。ドイツ語わかんないからウルセーババァみたいな感じで、話の主題とか流れとか全く関係ないから普通カットするんだろうけど、その間をあえて作る感じがすごく良い。何だこの映画、モンスター出てくるし、主人公美しすぎるし、首吹っ飛ぶのも、槍でのど元から串刺しも描写としてあるんだけど、すっきりしてるのはなんだろう。美醜の触れ幅が心地よい。




2016年10月25日火曜日

ブルータスの何が気持ち悪いのか


最近はひどく停滞していて、気持ちだけで行動が精細さにかけている感じ。
maisie cousinsさんのプリントがめでたく準備室に順次収蔵されておりまして、上の作品もその一部です。発色が素晴らしくてモニター上でこれだからオリジナルは程よく質感も出てきてすごく素晴らしいです。

最近は雑誌のBRUTUSの現代アート特集みて、いまだにこんなことマジでやっている奴いるのかと思って、ひどく軽蔑気味に、それにあきれてしまったのですが。既にギャラリー市場で幾重にもラベルを貼られた、タグ付けされたアート作品?(野菜?)を重複露出されても何も面白くない。単なる金持ちの予防線、ワクチンの打ち合いみたいな消費行動に共感できる訳も無い。ただ気持ち悪い。それが最近は顕著になってきて、本当に吐き気がする。

見る人から見たら 自分も同じ穴の狢、気持ち悪いのは変わらないのかもしれないけれども、自分は完全に市場操作された、されうるようなモノから決別したくてやっている。ブルータスで延々やっているようなギャラリー抱き合わせ商品を買っている人間では今はないし、一方で都築さんがやっているような東京右半分みたいなロードサイドシーンとも無関係でやって行きたいと思っている。

そこで今はスポーツ写真。
スポーツ写真撮り始めたのもまあ、なんと言うか居心地が良いと言う感じ。
オフィシャルカメラマンという腕章付けた人たちよりも確実に熱意と愛情と創意工夫を持って良い写真を撮ってる人たちがいる。変なクレジットやらウォーターマークなんかつけずに淡々とスポーツ写真をただただ撮り続けてあげている人たち、そこが今一番格好良いと思う。すごく尊敬する。純粋な創造活動を安易にビジネスに結びつけるなよと。。

駄作の海に埋没するじゃないけども、一点傑作主義がどうこう言う前に、まずは作品になる以前の現場、場面、状況に自分を埋没させてみて、沈んで、一緒にずぶぬれになっても良いから何か知覚したいなと最近は強く思っています。

なのでひたすら泥臭く行きたいね。泥まみれ。泥だらけで新鮮な野菜が収穫したいという意識。忘れたくない。デパートで買った野菜みたいなアート作品をどこぞの金持ちが自慢しているようなシーンを誰がフォローするものか。もっと現場だろ。デパートのバイヤーみたいなギャラリストがあの手この手で若い才能を青田刈りしようが、どんなに生産者を煽ろうがたどり着けないような、生産現場、畑に泥だらけになって、汗だくで自分自身の足でたどり着きたい。





2016年10月19日水曜日

ハンドボールを撮る


名古屋のブラザー体育館でハンドボールの試合の写真を撮影してきました。
受付できちんと許可を得て撮影に臨んでおります。
ハンドボールがすごく格好よくて、見ていて飽きない。

今回撮りたかったのはこういう写真で、縦一枚の真ん中に選手が映っているもの。
そう言うのを目指して撮りました。

次はオムロンとHC名古屋も撮りたい。


2016年10月17日月曜日

すこし歩く。



人生で初めて映画の撮影現場を体験した。
写真も撮らせてもらったが、グループワークと言うのは本当に難しい。
カメラに音声、美術に演出、ぐるぐるしている現場がまあ本当に面白い。

最近はかっくら返し折り本というのをいくつかの蛇腹本を参考に製作してみました。
サンプルにした本は正確にはかっくら返しじゃなくて、それでも良い感じの製本になっていた。ちまたにある蛇腹本は大きな紙を切れ目とおりめでくんだ蛇腹本でこれもかっくら返しではない。A4とA3用紙をつかってCDサイズのかっくら返し折り本が出来る。

映画 野火を今更だけどブルーレイでみた。
良かったのはあれだな、白旗あげた日本兵にフィリピン女が銃をぶっぱなすシーン。 特典映像で塚本監督はいろいろ丁寧に過去の作品を取り上げてコメントしていますが、非常にわかりやすく分析しているのがまたすばらしい。たくさんある中で映画ヒルコ妖怪ハンターがやっぱり一番面白いんじゃないかと自分は思っている。

2016年9月24日土曜日

メノウブックス (第1回配本)

これは良いなと思った本を配本するプロジェクトを開始しました。
まずこちら、見ればわかる。

 "Kinky City"
Pawel Jaszczuk

zen photogalleryさんで最初に展示した時の作品集をその後
DNCHTさんが再編集したものになります。

本当はもっと作品あるんだろうけど
機会があったら細かく掲載されていない作品を見て行きたい。

よく調べてみたら 
大阪のスタンダードブックストアさんなどでも扱っているみたいですが、

自分のほうでも直接取り扱っていますので、
気になる方はお声がけ下さい。



2016年5月4日水曜日

p  秘すれば また。


メキシコにpマガジンあり。
意識が高いのか、審美眼があるのか。
その両方。
同じ事を日本で例えば雑誌でやっても難しい。
メキシコ発で問うているところ、実に素晴らしい。
目が覚めた。

自分の中でかなり落ち着いて処理できるレベルの内容を、
もう一回火であぶって、ねじ曲げて、
思い切り手加減なしでたたいてみる内容を。

海の上から本を注文して、群馬の浅茅が宿に届けてもらう。
p magazineを店頭で扱っている書店は日本にあるだろうか?

裸を極限まで脱色して表現できたら面白いなとずっと思っていて、
そういうのをこれからすこしずつ実験して行きたいなと。
アリマイケルさんの眉毛といい表情といい、
表現が実に脱色している感が発揮されていて素晴らしい。

タイトルPってのは、もはや全て。

2016年3月26日土曜日

瞬発力 想像力 前夜 後夜

ミュージシャンの黛敏郎さんは親戚でも身内でも何でもないんだけども、武満徹さんにピアノをプレゼントしたっていう唯一の素敵エピソードが好きで、現代音楽というか黛音楽は全く興味ないんだけども、人間的に良い味出してるなとすごく思う。

名字と言うのは先天的でいわば不可避な物であるから一生つきまとうので、厄介でもありまた面白くもある。

大学の学生寮の部屋で自分のボンク(固定ベッド)のなかでCDラジカセで武満徹の妖精の距離を聞いて、将来の事を想像して、自分には船は無理かなって、思いながらもそれでも、距離感の妙で今でも船に乗っていると言う事実に驚く。

高校の後半からタイポグラフィー的な物に興味がすごく増幅してきて、それは、はやりのバンクシーとかのグラフィティとかとは違って、どちらかと言うと習字やアラビア装飾文字みたいなガチ文字にすごく思い入れがあった。そしていまでも興味は尽きない。

大学は商船大だから学部で50人くらいで、高校よりも小学校よりも規模が小さいという状況で、そこで瞬発力と想像力を鍛えた。寮の食堂には常に気力と体力をっていうスローガンみたいなのがあったけど、自分は瞬発力と想像力を、と勝手に読み変えた。学校で授業が終わって寮に帰ってから、飲み会があったり運動会や水泳大会やら登山やらそういうイベントが毎日あってとても想像力が鍛えられた。体力とか気力がどうとかは関係なしに。

当時 先輩だった人も、同級生も、後輩も自分はみんなをすごく尊敬していた。
船と陸との往復生活を15年くらい続けて、日本人も周りにあんまりいなくなって、なんか尊敬できる人が少なくなってきて自分もどんどん船以外に興味がわいてきて、気力も体力も関係なしに、瞬発力と想像力が少しずつ失われて行くことに危機感を覚えている。

そして本を作った。それは結局のところ、転ばぬ先の杖のように自分がこの先何をどうして行くのかという状況下でのまさに杖だと思ってお金を出して作った。

人の話を聞くのは面白い。自分の話をするのは非常に苦手だ。自分で自分の事を処理できていないから、説明が空転して理解を通り越して単なる状況説明でしかなくなるのが苦痛だ。瞬発力も想像力も博打や賭け事に似ていて、それが人生のバランスウェイトというか量ではなくて質となりうると考えている。自分の人生は瞬発力と想像力で良い。

想像力を鍛える事ができる海の上の船での時間。
瞬発力を全力で発揮できる陸の上の時間。

想像力と瞬発力を得られるのならばいくらでも、気力も体力も出し惜しみなく限界まで、行けるところまで行ってみたいと思う。










2016年3月24日木曜日

内なる辺境と瑪瑙

2001年から現在2016年まで自分は15年ほど海の生活と陸の生活とを繰り返し続けてきた。奇異に映るのは一般の人から見たこちらの世界以上に、自分から見ると陸上の世界が奇異で、変化に富んでいて、おおよそ信じがたいような変化への対応を否応無しに求めてくる。でも自分は2001年時点の意識からほとんど何も変わっていなくて、むしろ余計なものがどんどん失われて、かえってひたすら身軽になった。だから死ぬまで意識は変わらないと思う。瑪瑙の石みたいな人間になりたい。

美術館が作りたくて、箱じゃなくて中身をひたすら求めてきて、それで作品とか資料とか、そういう物が大量に蓄積されてきて、一般的な美術館のような自治体からの助成金もないし、企業の税金対策の文化活動の呈でもないから、ただの個人の箱庭みたいな物だとも言える。石庭みたいな感じ。瑪瑙の石庭それが準備室。

瑪瑙という石に興味があってメノウブックスという名前の書籍プロジェクトを立ち上げた。写真集を独自に編纂 出版したくて、思うがままに時間とお金を費やして行こうと思う。興味のある写真作家さんが何人かいて、それで、個別に写真集を作って行くつもり。自分で働いてお金かせいで、作品を買って集めること、出版して後世に残す事、そういう活動を。

宮崎県で定期的に開催されていたzine itというイベントになかなかタイミングが合わなくて出品できていない。機会を見つけてまた出展したい。懐が深いんだ。自分のzineをおいてくれるという懐の大きさ。感謝しています。

捨てるばっかで、中身をたいして見もいないのにコンテストや賞とか言った性質の物は、とかく目と選を言葉で理由付けて押し付けてくる。それがとにかくうっとうしくて、とにかく軽蔑してしまう。出展者自身が 他者の作品から賞を選ぶようにしたらすごくしっくりくるのだけど、なかなかお金や企業が絡むとそうも行かないのが道理なのかな。

船からなんとか準備室につながった。
帰ったら準備室展覧会を企画します。音楽や踊りや写真やそういった自由度の高い展示を展開したいなと計画しています。

 写真画像アップしたいけど 通信がうまく行かない。
そんな状況 いつもと変わりない。


2016年2月22日月曜日

不在です。



来月3月初めから、しばらくマユスミ不在です。

9月か10月くらいに戻ると思います。

戻り次第、進行中の写真集プロジェクトを再開します。

手製のZineのページを整備中です。

2月一杯は、がんばって写真ZIne作ります。

エレファントノイズカシマシのファンジンを準備室から出すつもりです。

トイレ工事との対バン写真を和綴じでまとめてみたいと計画しています。

和綴じZIne制作継続します。

瑪瑙ブックスというのは準備室の書籍制作部門です。

単独プロジェクトです。

今後ともよろしくお願い致します。

マユスミヒデユキ

2016年2月13日土曜日

エレファントノイズカシマシとトイレ工事

2月9日、エレファントノイズカシマシとトイレ工事業者との対バンライブが四谷アウトブレイクにて決行された。写真を撮ってまとめた物がこちらです。
エレファントノイズカシマシとトイレ工事

無料ライブでこの内容で4時間演奏が続いた。
ちょっとこれを超えるライブバンドは他に無いと、写真を撮影していて思った。
エレファントノイズカシマシが何より素晴らしいのは、個別のメンバーがきちんと独立していて、自力でパフォーマンスしている事がとにかくすごく良い。

派手な装飾も広告も何も機能しない地平や空間から展開される、手作りパフォーマンスがみていてただただ清々しい。

4時間まったくダレもせず、飽きもせず、かといって過度の煽りもなく、ただただ確実に飛行しつづける音響空間は素晴らしかったの一言。



2016年2月7日日曜日

理由付け その前に


ヒガシジユウイチロウさんの作品
みんな知ってる。だれもしらない。
の作品が手元に届いた。

実験的であるとか 発信的動作であるとか
とらえる事は見る人の主観でしかないから、
作り手のコールに対してきちんと受け手として答えるのが礼儀だろう。

自分は機械畑の人間なので最早これは工事データのような無機質なレポートのようにしか感じられなかった。感情の発露も作者の意図するイメージすらそぎ落とされた、シンプルな工作品でしかないような気がした。

無機質で暴力的な質量と体積で、どうにも意識の上に乗らない。
非破壊検査で金属の疲労や損傷状況を調査する時のデータシートのような、
紙の塊、データの山。処理するには特別な道具がいるだろうよ。

見るだけでもめくるだけでも、単純に膝の上に乗せるだけでもだめだろう、
全く感情と意識と乗ってこない。

ブラックライトを片手に、
微小な亀裂に反応する特殊染料と現像液にさらして
初めて何かを訴えるだけの、原材料としての紙。

単体では面白くもつまらなくもない。
実験的であれば、それは背景や動機があるはずだ。

致命的なのはユーモアが全く感じられないところが残念だった。
作品としての面白さ、もはや理由付けそのものを受け手に丸投げしているようで
気持ち悪かった、怖かった。

噛み砕いて、理解して、出てきた物はクラック発見という
ブラックライトを持った非破壊検査員の
答えだけが、厳然とめのまえにあるという状況だ。

消化不良だよ、まったく残念だ。



10年前に買った本。最近買った本。

橋本さんの写真集西山温泉。中身は良いが装丁が中途半端か感じがして残念。温泉をこの距離感で撮るのは素晴らしい。子供が公園で水遊びする感覚で温浴する風景はのんびりした時間が心地よい。

梁塵秘抄は薄い本にもかかわらず中身が充実しているので読み込むほどに膨らんでくる、そんな印象。難しそうな雰囲気も読めば読むだけ単純明快に脳に染み込んでくる。

十年前に買ったアートの仕事の本。これ以外に写真家の仕事、本屋さんの仕事、デザイナーの仕事などがでているので改めて見直してみると発見や現状に照らし合わせた考察なんかが出来そうな本。

ダムのカタログ的な本。文庫本サイズ。実際にダムの巨大な感じを現場で見たくなる。

文章が明快でわかりやすい部分と若干ねじ伏せてくる感じが心地よい。言うのは易し。清水の次郎長系の浪曲聴きながら読むと良さそうな感じ。文庫本だけど1600円する。中身はハードカバーの単行本よりも資料や解説が充実していて素晴らしい。



20年くらい前から気づいていたんだけど、この講談社文芸文庫の素晴らしさはちょっと他とは異質で、とにかく出版社の壁を越えちゃって名作や過去の素晴らしい文献をきれいにまとめあげているのを目の当たりにするとその事実自体にただただ感動する。木山捷平さんの小説しかり、安部公房の砂漠の思想しかり、幅は広いしテイストも様々な書き手の文章が手軽に手に入るのは本当に素晴らしい事だと思う。

今日も天気がいいから写真でも撮ってこよう。











2016年1月30日土曜日

見た物全て ある物すべて。




渡辺克己さんの写真集を最近は集めていまして、
ポット出版からのこのタイトル 新宿、インド、新宿 これが実に素晴らしい。
一方、Akio Nagasawa Publishingから出ている新宿群盗伝は2万円(手持ちはエディション500のうち150番台)もするけど、これは装丁バランスが良くない。入れ物が箱じゃなくてペラペラのスリーブで、本体のハードカバーは良いけど気持ちが抜けている感じがして残念です。

有名写真家の焼き増しみたいな出版物よりも、どこも手が出せていない作家、新しいものに生命を吹き込む事に意義があると思うので自分としては安易に巨匠作品に逃げないで行きたい。そうでないと意味が無い。

アメリカのS_U_Nから出ている和綴じ風の写真集が今日見た中で一番惹かれた。正確に言うところの手元には無いが良さそうと言う奴だ。
本を買うのは時間がかかる。
実店舗を回ると言うのは効率は悪いが発見はある。
ネットで買うのは効率は良いが中身を実際には見れないので、はずれを引く事もある。
そんな事は承知の上でどんどん探って行くしか無い。

諏訪稔さんのオリジナルプリントを購入した。
これは、実際に見てみないとわからない事なのだけども、実に良い作品、良いプリントだ。継続的に集めて行きたい。とくにこの一枚目、こちらで自主規制(白黒処理と下部トリミング)しましたがオリジナルはすごく良い。色合いがきつくてすごく良い。部屋に飾る。2枚目も3枚目も良い。良い写真だ(エディションプリント1/5だ)。







勘違いされても バカにされても全然構わないのだけど、
少なくとも 同じ志で 立場で土俵で生きている人に対して自分は敬意を常に持っています。 前向きに冷静に生きて行く事だけですね。









2016年1月25日月曜日

能楽→ストリップ→浪曲の無限ループ=上州博徒の聖週間






一日中 写真集眺めて、浪曲と能楽と見て聴きまくって、明日の予定はストリップ鑑賞という状況は望んだ環境。いわば上州博徒の聖週間。映画でもなく能楽。アイドルでもなく浪曲。現場はストリップ劇場。意識が徐々に高まってきた。浪曲すばらしい。。韻踏んでるしコブシも利いてる。

小野寺南さんの前期という写真集を手に入れて、読み続けている。
分冊となっていて箱がなんだか手作り感が出ている装丁物、これが素晴らしい。

日本カメラから出ているヌード本The nude vol.2の温度差の狂った状況に個性以前に見る側の好き嫌いがはっきり見て取れるのがすごく面白い。クソみたいな写真とそうでない写真とが共存しているのが一番重要なところ。編集のすごさとうまさ再確認。

静謐な時間を、写真集と舞台芸術とあまたの出版物のために費やす。

2016年1月24日日曜日

ベンチと業

セルフ研修でシアター上野に行ったのですが、今まで見たどのバンドのライブ、アイドルのライブ、ダンスプログラム、能楽、そのどれよりも秩序だっていて、整然としていてすごく感動した。一見とっちらかっているように見えて、あれは遊び(余裕幅)の部分。本要素は見えるところ聞こえるところの確かなかたち。もっといろいろな現場に行こうと思った。バーレスク的な感じもあるし、エロと言うよりもボディービル的な要素と個人技が面白い。
駅のホームにあるような水色のベンチに座ってストリップを見ると言うのは感慨深い。非常に感慨深い。素晴らしい劇場だ。 印象だけで結論を導くには早すぎるから、現場を見て、考えるのではなくて、感じとれる要素で判断して行きたい。

写真集 可能な限り調査している。写真は橋本さんの新しい写真集。本のデザイン装丁が非常にやさしく女性的だが中身は野性的。 横たわる人の背中と土間のような簡素な家屋がとてもすばらしい。

上野には演芸場や古典芸能見られるところがいくつかあって、行列なしているのを見て、とても素晴らしいと思った。機会をみて突撃したい。浪曲がすごく良い感じ。
そうだ浪曲の現場を見に行くんだ。落語も良いけど浪曲の方が自分は好きだ。



2016年1月15日金曜日

手袋と本 

住んでいるところの近くで交通事故が多くて、しかも悲惨な物ばかり。
安中市はいつの間にか市町村合併して面積が大きくなっていた。
車が悪いのか人が悪いのか。
バスが横転するほどの状況で、人間の生死が数十人レベル。
驚きしかない。
交通事故はただただ悲しい。

話は変わって 周期的にものすごく活字が読みたくなるので、今日はこの本。
土門さん。講談社文芸文庫からでている本の内容と重複しているような気もするが、とりあえず読んでみる。

代官山蔦屋書店に写真集調達にいったら渡辺克己さんの写真集があって購入した。
クロダミサトさんの日本カメラから出ている本も積んであったので購入した。
沢渡さんのkinkyっていうでかい本が予想以上にカッコいいし、すばらしい。
ヌードだろうが無かろうがあんまり関係なしで、とにかく人が活き活きと写っている写真が見たい。

気持ちが大きく変化する事があって、まあとりあえず本でも読んで落ち着こう。
写真集というのは本当に息の長いもので、じわりじわりと効いてくる。
20年30年後くらいに、やっぱり良い写真集だよね、これ。
と言う風情の物を作って行きたい。

一年の半分以上海の上で、フットワークも何も関係ないのですが、
前向きにやって行こうとは思います。

絵画と写真の境界線が全く感じられない。

13日に井村一巴さんの作品を見に、tokyo arts galleryという所に初めて行った。
もはやその空間自体、固有名詞が普通名詞のような曖昧さで、それが一番驚かされたんだけど、展開されている作品もほぼ写真と言うよりも完全なる絵画扱いで、写真と言う感じが全くしなかった。良かった悪かったなどという曖昧な感想は全くなくて、自分が昔に一日に何件も何回もぐるぐるギャラリー巡りをしていた頃を強烈に鮮烈に思い出させてくれる展示だった。とにかく怖かった。

自分も小汚い格好して相当失礼だったと思うが、似たような雰囲気な方もいて、相当な目利きだと自分は思った。話さなかったけど。絶対どこかのギャラリーが美術館で会ってるよあの人。。。まあいいや。。。

とにかく現場で見たり聴いたり触れたりしないとわからない事だらけで、本で触れるのとは全然違うから、サイズも色も形も全部含めて直接見る事は絶対的に大事だなと思いました。

頂いたこのフライヤー(上の写真)がすばらしい。真っ黒。カッコいいね。

今回見た展示とは全く関係ないので勘違いして欲しくないんだけど、
これだけは今回強烈に思い起こしたので書いておく。

とにかく最近、すごく思うんだけど、思い込みはいけないね。
写真を撮る人は写真作品を買わないとか、そう言い切ってしまうのは危険だし、
それは無知と言うもんだ。単なる思い込みだよ。
絵描きが自分以外の人の作品だって普通は買うんだよ。
それが当たり前なんだ。

ビジネスだか何だか知らないけど 、農家が野菜買って喰わないなんて話は聴かないし、機械屋が機械作るだけで買わないなんて話はあり得ないんだよ。

美術品を食い物にしている奴らを徹底的に駆逐したいね。
もはや青山二郎の世界だよ。上州の賭場で目をつぶされて、瀕死の状態で鮮血にまみれた鳥の状態だよ。作家も作品もありゃしない。生きるか死ぬか、博徒も闘鶏場の鳥も、作家もギャラリストもそれほど景色は変わらないはず。鮮血にまみれた、喰いつぶされた作家を見捨てるしかないだろうし、結局最後はくたばるんだよ、当たり前のように。外野がビジネスだなんだと軽々しく、投資だなんだと、ふざけるなと。自分は今の立場で、地べたに寝転がるような博徒で良いから、もっと真剣に作品と対峙していこうと思った。本当にそれだけで充分だ。






2016年1月12日火曜日

作品を買う事と作品を理解する事とは異なる>>>>買う事に意義がある。

意識が想像力と一緒に垂れ流されただけのだらしなく下品な作品には黙る事しか選択肢が無く。逆にすばらしく生産的で、想像的な作品に対しても感嘆して黙るしか無いという選択肢しか無い。

作品を理解する事を必ずしも作品自体は求めていない。
作品を買うと言う行為には作品の価値を左右する付加価値など必要ない。
買うと言う行為そのものに意義がある。
あれこれ偉そうな理解幅で言葉だれで作品に対峙しようともそれに説得力はない。
買う事、それも純粋な個人の自力で。
企業の税金対策でも、宗教法人の 餌でもなく。
知識人の余暇でも、バブルの受け皿でもなんでもなく。
自分の汗水労働の対価でバランスさせて、
自分は作品を買う事に何よりも価値があると感じている。

そして、
一日中いろいろな写真集を調査してわかった事は、もっと丁寧に作品と接したいなと思った。

企業体には企業体としての存在意義があり、必要とする広告媒体があって、
しかるべき販促手段が必要とされる。それに個人で活動している自分が乗っかる事はありえない。勘違いされようが、非難されようがおかまいなしで、自分の力で自分の意識で作品を買って行く必要がある。他人にギャラリー巡りや作品購入を勧めるなどするつもりはない。コレクター同士でなれ合って村を作るつもりも無い。サラリーマンコレクターなんていう代名詞は差別用語だし、作品を自力で購入している人間に失礼極まりない。それを勘違いして喜んでいるコレクターさんたちは確かに存在する。浮浪者のような自分にはまったく入り込む余地のないバブリーな世界だよ。さっさとくたばってしまえば作品だけが残ってすっきりするのだろうが。

今日は とても良い作品と出会えたよ。
日本人の写真家さんの作品だ。
作品集も買うし。作品も買う。これで畑(準備室)が潤うよ。
手元に届いたら展開して行くつもりです。






演技1分間合い1分 残りの100分近くの苦痛と忍耐はいらない。


金子山さんの写真集が準備室より出版されました。
喰寝の世界はひとまず切り離して、ノーマルな写真世界をのんびり味わえる作品となっております。
現在の取扱店舗は ジュンク堂書店池袋本店さま、代官山蔦屋書店さま、さらにはナディッフアパートさまで取り扱って頂いております。見本が展開されておりますので実際に手に取って頂けたら幸いです。よろしくお願い致します。

話は変わりまして演劇の話。
純粋な面白いか面白くないか、わからないような演技が見たくて、界隈をぐるぐる巡っているのだけど、回りくどい演技、垂れ流された時間軸、あげくの果てには声がでかいだけ、といったさんざんな現状に 途中で帰りたくなるような舞台は、関係者が見切りを付けて逃げ出した方が良いんじゃないかとさえ思う事があった。こちらも麻痺しているのだけど、演劇関係者も相当麻痺しているような気がした。だけど1割にも満たないすばらしい役者さんのすばらしい演技が見たいだけの気持ちで演劇を見続けている。
見つけたら包み隠さずにオープンに賞賛して行きたいと思います。


 

1年間に12冊写真集を出すと言う事。

浅草は朝早いのにも関わらず、写真を撮っていたらものすごい人で溢れてきて、
昼過ぎには離脱した。

自分にとって歩くと言う事は考えると言う事で、決して忘れると言う作業ではない。
だから自分はできるだけ歩きながら考えたい。

ずっとひたすら写真集を調べている。
どの写真集の帯をみても森山さんの言葉ばかりで、他の人の帯文も読みたいと思った。
 いまさら帯文買いとかいうのもないか、全米が泣いたとかその程度の感触しかない。

赤々舎さんから出版された鈴木育郎さんの写真集『解業』を読んだ。装丁がしっかりした分厚い本だった。写真は全くわからない。善し悪しや好き嫌いがほとんど錯覚のように感じる時がある。そういった要素の多い多面体、いろんな人向けのいろんな写真が入った本だった。写真集を一年間に12冊出すと言う事はそれだけの量の写真を撮り、まとめて本にして行くと言う事。作家が写真を撮ると言う事は歩行に近いのかとも思う。
自分の場合1年の限られたタイミングでピンポイントで写真集を出版して行こうとしているので、そもそも12冊なんて言うのは無理な内容だ。だからこれからも自分のところで自分の判断できちんとした作品を継続的に出版して行きたい。

写真集の写真を撮る側の人ではなく、作る側、出版する側の人と話をしてみたい。バランス感覚がよくわからない。ビジネス0はあり得ないし、100も無い。あからさまな作り物って味も触感も均一で全く受け入れがたい。

電車にのっていたら対向車両の車体にCD出ました買って下さい音楽広告、もはや音楽とは関係のないところで音楽を展開しなければCDは売れないのか、売らなければならない状況って必要悪としか思えない。広告は下品でしかない。

最近調べた中でこれは良いと思った写真集が何点か、
できるだけ手に入れたい。
今日も明日も歩いてくる。できるだけ遠くへ、できるだけ確実に。




2016年1月7日木曜日

新写真集 Lilia Li-Mi-Yan"Nausea"

今日 家に帰ったらLilia Li-Mi-Yanさんの写真集Nauseaが届いていた。


トルクメニスタン出身でロシア在住の写真家。
内容は生臭くて、エロでもグロでもなくて視覚よりも嗅覚に訴えるような写真群。
単純な美とは思わないが、写真以上の生々しさや迫力が迫ってくるのが良い。

話は変わって、人の畑を荒らすのではなくて自分の畑を耕して、
野菜作って、出来るだけ良いもの、新鮮な物を提供して行きたいと
2016年は気持ちを新たに冷静に前向きに実行して行きたいです。

畑は準備室、野菜は写真集や書籍、展示や展開という意味です。
相互作用も相乗作用もとりあえずは、意識せずに
できるだけ独自の路線で、継続的に。

池袋のジュンク堂書店さんに本を納めてきました。
金子山さんの新写真集です。
本を扱って頂ける人の顔が見えると言う事は素晴らしい事で、
大量生産書籍の流通とは別の重みや、ありがたみや、
そういう全てが 勉強になると改めて気づかされました。
まわりのひとびとに感謝です。