瑪瑙異書類従

瑪瑙異書類従
準備中

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prep room 準備室(一号室)
menou books  メノウブックス(二号室)
瑪瑙文庫(三号室)

2018年4月7日土曜日

規制線 彫刻刀と版木で歴史をトレースする。

彫刻刀(3000円)と版木(5枚1000円)が手に入ったから、少しずつ文字を彫る作業を練習している。これを基にして歴史書のトレース作業を進めたい。グラフィティの拓本みたいなイメージのもの、それから写真を展開しながら、正史じゃなくて逸史を作りたい。1000年くらいのスパンでそこに自然災害があったり、戦争があったり、絵画や彫刻や発明があったり。事実としての逸史。美しい記録、正しさ、都合の良い記録の外側に興味がある。

自然災害で興味があるのはバングラデシュのサイクロン被害(ボーラサイクロン1970)と、戦争で興味があるのは、当時の廃棄文書の残骸から明らかになってきている麻薬帝国然としたアジアの中での日本戦争史。正史じゃない正統ではない歴史が渾然一体となっている中国の春秋戦国時代の史書ではなけれども、後から都合よく書き換えしたような歴史の評価を無効化するくらいの事実がどれだけ面白いかということを探っていきたい。


写真はランバンさん、所蔵は準備室。
写真を引き続きコレクションしていく。書籍も同じく可能な限り集めていく。

話は変わって、釣崎さんの写真集が出版されるというので、ファンディングに参加した。死体写真や、身体破壊損壊の写真はもともと興味のあるなし以前に触れる機会がなかったのですが、ブラックアジアとか海外のモーグ、オウトプシーなどのキーワードで出現するイメージは肉片とかドラッグカルテル抗争とかにぶら下がって捕獲できる。表現の自由がもともとあったのかすら、誰かに奪われたのか、見失ったのかわからないけれども、規制することで表現が萎縮するならどんどんぶち壊せばいいのではと思う。見る見ないは個人の自由、表現も個人の自由。取り締まる側には言い訳が必要で、法律、道徳、宗教と後ろ盾は広範囲にわたる。工夫が必要だと思う。それでも死体をモザイクなしの表現を突き進めて、行けるところまで。

また歴史に戻って、関東大震災からの東京を復興させた後藤新平というトピックと、一方で台湾でのアヘン撲滅=モルヒネ跳梁の裏ボス後藤新平というトピックの正史の境界線はどこにあるのか、歴史を丁寧に見ていきたい。正統とされた背景にはもう一方の正統があるので、国家犯罪が国家の滅亡とともに帳消しにされる前にきちんと整理して捉え直す意味はあると思う。




2018年4月2日月曜日

本と写真2

こちらは所蔵写真。Luisa Lanzaさんの写真。オリジナルはカラー。



礼記(影印本)。宋淳煕四年撫州公使庫刻本
文字はすごくすっきりとしている。

漢書(影印本) こちらは元大徳九年太平路儒學刻明成化正徳逓修本





2018年3月31日土曜日

本と写真

咸淳臨安志の影印本が文字も内容も素晴らしく、良かった。
文字が生きている。 買って良かった。国家図書館蔵が存七十八巻で。こちらは南京図書館蔵の影印本。 存九十五巻 線装4函40冊 初版200部。
 

準備室の所蔵写真。実物はカラー。サイズは半切り。
 写真はMAISIE COUSINSさん。

2018年2月22日木曜日

瑪瑙文庫

後漢書(元大徳九年寧國路儒學刻明遞修本)




春秋纂言(元刻本)

集韻(宋明州刻本)



龍龕手鑒(宋刻本)

詩外傳(明沈氏野竹斎刻本)





讀易餘言






春秋五禮例宗(宋刻本)


春秋名號歸一圖(宋刻本)


 


周禮注疏






尚書正義(宋兩浙東路茶鹽司刻本)




自分なりの集め方

四書章句集注
(宋嘉定十年戸宇塗郡齋刻嘉煕四年淳祐八年十二年逓修本)
(宋淳祐十二年當塗郡齋刻本)


論語集説(宋淳祐六年湖頖刻本)


周礼(明嘉靖呉郡徐氏刻三礼本)


2018年2月21日水曜日

自分なりに集めていくこと

本が集まってきている。

史記(宋乾道七年蔡夢弼東塾刻本)

春秋傳(宋乾道四年刻慶元五年黄汝嘉重修本)

春秋繁露(宋嘉定四年江右計臺刻本)

周易注疏(宋兩浙東路茶鹽司刻宋元逓修本)



2018年2月15日木曜日

文字組みと紙の薄さについて

左伝纉考(4函32冊含補遺付録)の入手を契機にして残存する亀井昱の版本を集めたいと思いました。
古本屋には、まだまだ流動的だけど入手可能な版本はあるし、なんだって図書館に一度収まってしまっては手にすることはほとんど難しいのが線装本の扱いだということです。



文字組みの妙と紙の薄さのバランスが良い。
影印本とは言いつつも、活字写本とは全く異なり、線装本の本領発揮はこの手に持った感じが心地よい。しかし、なんとも読み切れない判読難な手書き文字が延々埋め込まれているのが悩ましい。これ本当にハードル高いけれども、これを改めて判読可能な文字で翻印配列し直したいね。かかれている内容自体がそもそも難解なんだろうけども。




一方で下の画像。
類聚国史の文字の正確な配列と整然としたリズムはなんとも緊張感があって良い。
これ本当に貴重な本だということが改めてわかってきた。素晴らしい。大切にする。
薄葉本ということで紙が透けていて、次の文字、その次の文字との重なりが見えるくらいの薄さ。おそろしく深淵だ。

最近は文字と本のことばかりで、古臭い事、この上ない感じですが、それでも新しいものにも興味が続いていて、特にこちらを調査中です。
第一号から購入し続けているBarronマガジンの新刊が出るようです。
写真家Harley Weirさんによる女性の身体に特化した作品集ということですので手に入れようと思います。こちらの写真はすごくかっこいい。どの雑誌に掲載されたのか詳細はわかりませんが、Harley Weirさんの感性が炸裂しているけど、うるさくない、やさしい感触もまた素晴らしく思います。なぞのポーズも良い感じ。